July 23, 2010

『吉田君』と『山本君』


【事例1】

2人の男子大学生がいた。

山本君、田中君としよう。

2人は同じ高校からの旧知の仲。

高校時代はサッカー部の主将と副将だった。

仲も良く、お互いを心から信頼している。

放課後、山本君が田中君に言った。「俺の友人を君に紹介しても良い?」

「どんな人?」田中君は訊ねた。

「同じ学生寮に住んでいる宮本君なんだ。

何度かお酒を一緒に呑んでね、面白い奴なんだよ。九州出身で高校時代は私達と同様にサッカーをしていた。話すと楽しい男だけど、会ってみない?」

「良いよ。君の知り合いなら大歓迎だよ。」田中君はその宮本君に会うのを楽しみにしていた。




【事例2】

2人の男子大学生がいた。

吉田君、岡本君としよう。

2人は同じ高校からの旧知の仲。

高校時代はサッカー部の主将と副将だった。

仲も良く、お互いを心から信頼している。

放課後、吉田君が岡本君に言った。「ある男を君に紹介しても良い?」

「どんな人?」岡本君は訊ねた。

「未だ、俺も未だ会ったことの無い松下って男なんだ。

バイト先の先輩から紹介された男なんだ。その先輩が『一度、松下と会っておけよ。』と言うのでね。

俺一人で会うのが苦手だから、一緒に会ってくれないか?」


「君の頼みなら仕方がないね。」岡本君はしぶしぶその約束を引き受けた。



****************


事例1も事例2も、何処にでもある話。

ネットワークを広げていく男は『山本君』である。

友達の数を減らしていく男は『吉田君』である。

相手の立場に立って考える事の出来ない男も『吉田君』である。


****************


最近、介護関係の研修テーマの一つとして『利用者・社内間においての接遇マナー』が流行っている。

その研修会場の中にも『山本君』も『吉田君』もいる。


社会人になった『吉田君』は、そこで何を得る事になるのだろうか?

『吉田君』は自分に何が足りないのか、理解出来るだろうか?

『吉田君』が『山本君』の行動を理解出来るだろうか?



kurumimochi2007 at 10:31│Comments(0)この記事をクリップ!

コメントする

名前
URL
 
  絵文字